カナダでわしも考える

齢54歳 カナダのオンタリオ州ペンブロークでカレッジに入って大工になろうとしています。ラーメン忘れた訳ではないけど。

PEI産の本マグロ

 PEIの本まぐろ釣りのシーズンが始まり、お店にも本物のアイランド産本マグロ(ブルーフィンツナ)が入荷しました。ラーメンにはあまり関係がないけど、骨とか手に入るならぜひスープとか取ってみたいし、まぐろ節とか作れるなら作ってみたい。そのうちアイランドマグロラーメンなんかもやってみたいとは思う。  

 さてPEI産の本まぐろ、そのほとんどはボストン産とか北大西洋産本マグロとして豊洲に行ってます。PEI産ではブランド力がないので、全部ボストン産として海を渡っているので、なかなかこれがPEI産の本まぐろだと見つけるのは至難の業のようで、おそらく日本でPEI産の天然本まぐろを認識して食する事は不可能だと思います。

 という事でPEI産の天然本まぐろを食べてみたい方はぜひお店においでください。とお店の宣伝をしてみる。

 

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とろ

 ニュースで見たけれど、今年の夏の大間のまぐろは型が小さすぎて、脂が少なくメバチとかキハダ並みの金額で取引されているのだとか。また値段がつかないものも出ているとの事で、冬であるオーストラリア沖の南まぐろとかこちらの北大西洋のブルーフィンツナの方が断然価値が高いという事で高値で取引されており、高値が付くので尚更輸出されるわけで、地元の業者さんに本マグロを卸してもらうには、それなりの仕入れ値がかかるし、コネクションが大事ではある訳だ。こちらの業者さんも毎日豊洲の価格を確認してるので、安く入る訳がない。

 話しは戻るけれど大間の漁師さん、そんな小型のマグロを釣って、輸送コストを使って値段がつかなくて、資源も枯渇して、漁業規制が更にきつくなるという悪循環を繰り返すのは愚の骨頂だとは思うのだけれど、結局回遊魚だから、彼らがとらなくても結局どっかの漁師さんが捕るだろうし、それが日本の漁師さんではないかもしれなくなるから、捕ってしまうんかな。 畜養という方法もあるとは思うけれど、それはそれでいろいろ問題をはらんでいるらしいので正解というものがないし、とらなきゃ生活が成り立たないしで、やはり一番の問題はマグロを食べすぎる点なんかな。しかも安い値段で。

 本まぐろの漁獲規制が入るのも、天然資源の枯渇が現実問題となってきている事が原因だし、根幹は地球温暖化とかそういうたぐいの問題ではなく、消費量が多くなった事、それは寿司、刺身が世界に広がっていった事が原因であろうから、日本人の責任は他の国の人たちより重いような気がする。和食を無形世界遺産にしている日本、そういった所まで責任もたないと本来はいけんと違うんかな。とはいえ自分もまたその先鋒にたっているので、ああああああ かたはらいたし。