カナダでわしも考える

齢54歳 カナダのオンタリオ州ペンブロークでカレッジに入って大工になろうとしています。ラーメン忘れた訳ではないけど。

COVID-19対策 国によって対策は違いますが、何が理想でしょうか?

 3月29日(日)世界では新型コロナ累計感染者が721,817人 死者が33,968人 カナダでは感染者累計6,258人 入院患者数 278人 重症者数 84名 死者61名 日本では 累計感染者数 1,647人 入院患者数 892人 重症者数 59名 死者52名 日本のデータは29日の12時の時点なので志村けんさんの数は含まれておらず、ジョンホプキンス大学の最新データベースですと今の時点(アトランティック時間3月30日0時16分)で累計感染者数 1866名 死者 54名となっておます。2日連続で約200名の増加です。

 カナダの状況と日本を比較すると、カナダでは1000人を超えたあたりから、どんどん感染者数が増えていき、3月21日に1000人を超えて、8日で6倍以上の増加となりました。カナダではそれ以前から学校休校はもとより、会社も在宅とし、レストラン、バーなども中での飲食は禁止、外から入国者には14日間の自己隔離を義務としていても、6000人を超えている状況です。日本はこれからどうなるのでしょうか。

 圧倒的な違いが入院患者数の違いです。恐らく日本の感染者は、保険適用(自己負担)での検査はほんの数%で、実際には保健所側でスクリーニングした後に検査を行った方がほとんどのようで、軽症状態ではなく、症状がある程度ある方ですから、そのまま入院か、入院後の検査が大部分を占めているという事からも、一概に感染者数が少ないから安心とは言い切れない模様です。奇跡の国でもなんでもありません。数字のマジックです。 

 志村さんが亡くなった事で、ことの重大さが伝わってるとは思いますが、感染症の病床数、医療従事者の数から考えても、一部の都道府県では医療崩壊の足音が聞こえてきています。国、自治体、マスコミはもっともっと危機感を伝える為に情報を出していった方がよいと思いますが、まだまだ調べていかないと重要な情報にたどり着けないのが現状です。 あまり大ごとにしたくないのか、パニックが起きる事を危惧しているのか、カナダに住んでいると理解できない事だらけです。 どうせなら事実を正確に伝えた上で、こういう方針ですという風に事実と安心を専門家の方が1日1回くらい説明して、あらゆるメディアで伝えていけばよいのになと思ってしまいます。テレビのニュースも先日の小池さんの会見の後に、現場の医師が説明を行っていたのに、その部分はほとんどのメディアでカットされていたようですし、メディアは事実なのに危機感をあおる事には消極的なのでしょうか。

 日本は世界で一番 感染症病床、人口呼吸器、ECMOの数なども充実している国です。それでもなくなってしまう人は一定数出てしまいます。医療崩壊させない為の感染対策を行っているのは理解できますが、一人も新型コロナで死なせない感染対策ってやはり理想論ですかね。なんとなくカナダの対策はその理想に近い気がするのです。近いうちにカナダの対策をまとめます。

 日本の状況以下のリンクがとても詳しく分かりやすかったです。 

www.stopcovid19.jp