カナダでわしも考える

齢54歳 カナダのオンタリオ州ペンブロークでカレッジに入って大工になろうとしています。ラーメン忘れた訳ではないけど。

カナダの休業補償って

 3月24日(火)現在 カナダ全土で感染者1646名 死者24名 昨日の集計で2名しか増えていなかったので、集計が間に合わないくらいの状況なのかと思い戦々恐々としてましたが、想定内の200名程度の増加であるので、コントロールできているのだと思いたいです。今までは大都市があるブリティッシュコロンビア州オンタリオ州に集中して多かった感染者が、ほぼ全ての州および準州で発生し、ケベック州アルバーター州では爆発的に増えている事を考えると、まだまだ予断を許さない状況であろうかと思います。(※結局 この後 感染者1739 死者25 ケベック州で確定ではない人が407名となり、感覚的にやばい気がしてます。それでも死者25名なのは医療体制がうまくいっているからなのだとは思いますが。。。。)

 この事を踏まえて、島では州外から入島後2週間の自己隔離を行わなかった人、症状があるのに外出した人、症状がなくても濃厚接触者である人で自己隔離を行わなかった人に対して、1回目1000ドル 2回目2000ドル 3回目10000ドルの罰金を科すことを決定し、パトロール強化、市民に違反者密告の連絡先番号を発表しました。まるで戦時下のようですが、このくらいしないと感染拡大を防げないという事なのでしょう。 またスーパーなどへの買い出しも、家の代表者1名のみ、店内でも2mの間隔をあける、レジ待ちも2m間隔を保つなど、感染拡大を防ぐあらゆる事を行う方針のようです。日本でも連日、そういった思慮分別のない人がニュースで騒がれていますが、厳しい罰則等を科さないのは、ニュースになるくらいごくごく一部の人の行動であるという認識なのだとは思います。おそらくカナダはそういう人だらけなんでしょう。

 日本のニュースで休園しているディズニーランドの非正規雇用の人達の休業補償を100%にするよう組合が要望という記事を見たり、テレビでシルクドソレイユの4500人解雇の際にコメンテーターがそんな事が許されるのかなどと言われてましたが、カナダでは、基本的に休業補償という考えはなくて、レイオフ(一時解雇)して、その間は失業手当をもらうというのが一般的です。ですので休業を決めたら、一刻も早くレイオフして、失業手当をもらう手続きを行う事が求められます。基本的にその職場で700時間以上働いていれば、申請を行い、1週間の猶予があり、翌週から受給できます。そして2週間毎に当局にレポートを提出して、特に問題がなければ継続されます。

 今回は自営業、農業、漁業の方も非正規雇用の学生とか、パートタイムで700時間を超えていなくても、新型コロナの影響で仕事が減った分の保証が受け取れるとの事なので、ほぼ全ての労働者に対して保証があり、そうする事によって、安心して自宅待機をして、新型コロナの拡散を防ぐという方針です。

 島でも、続々と企業のレイオフが発表され、もちろん僕自身も申請は終わってます。その全てがオンラインで行えるのは便利なのですが、そのオンラインでエラーが出た場合、電話で問い合わせしなくてはならず、今日は朝からヘルプデスクに電話してますが、もうすぐ夕方4時半まだつながりません。