カナダでわしも考える

齢54歳 カナダのオンタリオ州ペンブロークでカレッジに入って大工になろうとしています。ラーメン忘れた訳ではないけど。

ラーメン屋さん探訪 カナダ編 ハリファクス その1

 カナダもアメリカに負けず、かなり小さな町にもラーメン屋さんがあったり、ラーメン屋さんではなくても、ラーメンを出すお店はあったりで、寿司と同様にラーメンも海外で確実に浸透したのだなーと実感する。

 1989年に初めてカナダのバンクーバーに来た時には、ショーグンというラーメン屋さんがあり、その後1990年頃に高田馬場に店舗を構えるえぞ菊のバンクーバー支店が出来て、その2店舗しか記憶がなく、えぞ菊は毎週のように通っていたけれど、そんなに人がいっぱいという事もなく、まだまだ当時は日本食といえば寿司で、ラーメンは市民権を得ているとは到底思えない状況でした。 

 それが30年経ち、市民権を得たラーメンはカナダの至る所で展開されているのですが、寿司が様々な国の人がいろいろアレンジし基礎がない為に、とてもじゃなく食えたもんではないものがあるのと同様で、恐ろしいラーメンがあるのも事実。

 そういった状況だと思っていたので、カナダに来る前に自分でうまいラーメンが食えるように製麺機を準備したり、ラーメンの基礎を学んだりしてからの渡加であったのが、今ではラーメンを作って、お客様に自分のラーメンを提供できているのであるから不思議なもんです。

 実際に、カナダに来てみると大きな町では、日本のラーメンチェーンが進出してきたり、暖簾分けでカナダに出店してきたり、かなり本格的なラーメンが食える事が判明し、そういったお店がない小さい町では、なんちゃってラーメンが幅を利かせているという構図が見えてきました。

 さて今回訪れたハリファクスはどうかというと、街はすごくバンクーバーに似ていて、田舎暮らしに慣れてしまったからかも知れないけれど、とにかく大都市でした。10年前にはポール・マッカートニーがコンサートを開いているし、今年の11月にはオバマさんが講演にやってくるしで、以前にサミットも開かれているしで、IKEAもあるし、COSTCOが2つもあるしで、こんなに簡単に行ける所が大都市だったとは、ほんとうに驚きです。

 ラーメン店に関しては、ホームページの写真を見る限りでは3店舗ほど本格的なラーメン屋さんがありそうで、訪れた7月28日、29日にオープンしているお店は2件 その中でWater & Bone (水と骨)というお店を選びました。店はヌードルバーと表記されている通り南国のバーをイメージしたパティオでかなりおしゃれ。

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店正面

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パティオ

 キッチンで働いている人はカナダ人で日本人、東洋人は皆無。しかし寸胴が並んで、キッチンは本格的なラーメン屋さんのそのもの。スパイシー担担麺とチキン味噌ラーメンを注文しました。

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スパイシー担担麺

    

     

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チキン味噌

 この2つがお店のおすすめだったのですが、残念な事にベースのスープは同じもののようで、胡麻味噌風味で担担麺の方が少しスパイシーにしている感じでした。メニューは他にも豚骨ラーメン、ダックの塩ラーメン、ツナのつけ麺、冷やし中華、人参味噌風味のビーガンラーメン、おまけに混ぜ麺まであり、違うのも頼むんだったと少し後悔しました。

 まあ3時間半のドライブで行けるので、来訪すればよいだけの事ですが、これら全て手作りで仕込みしてるのだったらそりゃ大変だろうから、キッチンで働いているカナダ人なかなかやりよるなという感想です。他の2件のラーメン屋さんもこのような本格的だった場合、僕の中でハリファクスはなかなかのラーメン都市のひとつとなる事でしょう。 さてこれから再調査です。